AR / VR | 市場規模と関連銘柄


VR
(出典:http://gigazine.net/news/20150610-oculus-rift-consumer-model/)

AR / VRとは

ARとVRは、近年世界的に大きな注目を浴びている技術として知られています。ARとVRの概念は、1990年前後から実は存在していましたが、これらの実用化という点では、つい最近の出来事なのです。これらは、『現実世界』と『仮想世界』の融合という観点では、両者の発想はそれぞれ似通っているともいえますが、その融合を実現するためのアプローチが大きく異なり、相対する技術としても知られています。このページでは、ARとVR、それぞれの概要と関連銘柄を記載しています。

なお、ARとVRは、2025年までに800億ドル(約9兆円)規模の市場になることが予想されています。このことは、世界最大手の投資銀行であるゴールドマン・サックスが予想していることもあり、大きな注目を集めています。800億ドルの市場規模は、現在のデスクトップPCと同じであり、コンピューター市場における第3の波とも言われています。

「次はVRとARが来る」ゴールドマン・サックスが明言 | ITmedia / 2016年02月29日
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1602/29/news084.html

AR

ARとその概要

ARは、”Augmented Reality” (オーグメンテッド・リアリティー) の略語であり、日本語で『拡張現実』のことを指しています。このARは、「文字や記号などの情報や CG (コンピュータ・グラフィックス) などで作られたオブジェクトを、現実世界に重ね合わせる」というイメージです。『現実世界』に『仮装世界』を埋め込むというアプローチで、異なる2つの世界を融合しています。たとえば、自分の頭に装着したヘッドマウントディスプレー越しに見える現実世界に存在するモノに対して、それを説明するように文字情報を表示することで、われわれの日常をサポートすることができます。

AR
拡張現実。コンピューターを利用して、現実の風景に情報を重ね合わせて表示する技術。たとえば、ヘッドマウントディスプレーを通して現実の風景を見る際に、建物の名称を表示したり、過去に存在した建物を再現表示するといった利用方法が検討されている。最近では、スマートフォン向けのサービスが登場しており、iPhoneでは「セカイカメラ」「Layar」といったアプリケーションが利用できる。これと対になる技術として仮想現実(Virtual Reality)がある。(コトバンク | AR)

AR市場、いよいよ始動!?

2016年7月には、このAR技術を用いたスマートフォンアプリケーション『ポケモンGO』が、iOS / Android 向けに世界中で配信されました。このことにより、AR技術の存在を世に知らしめられました。以下の『ポケモンGO』のプレイ画像から、ARの意味するところを視覚的に理解することができます。


ポケモンGO

AR関連銘柄一覧

AR関連銘柄は、以下の一覧表の通りです。『富士ソフト[9749]』の子会社である『サイバネットシステム[4312]』やゲーム市場におけるソフトウェアメーカーでもある『サン電子[6736]』が、これらAR関連銘柄の本命の銘柄とも言われています。そのほか、『ピクセラ[6731]』、『カヤック[3904]』、『テクノホライゾン[6629]』なども、AR関連銘柄として有名どころです。

【AR関連銘柄一覧】
証券コード 銘柄 市場
4312 サイバネットシステム 東証1部
6736 サン電子 東証JQS
3909 ショーケース・ティービー 東証マザーズ
6731 ピクセラ 東証2部
3393 スターティア 東証1部
3904 カヤック 東証マザーズ
6629 テクノホライゾン 東証JQS
3914 ジグソー 東証マザーズ

VR

VRとその概要

VRは、”Virtual Reality” (バーチャルリアリティー) の略語であり、日本語では『仮想現実』といいます。VR (仮想現実) は、「自分自身が360度CGで作られた世界に入り込む」というイメージです。自分の頭を上下左右に動かすと、自分の見ている風景がダイナミックに変わります。VRは、もともとはゲーム市場向けにリリースされていますが、その利用用途としてはゲーム市場だけにとどまらず、医療や教育などにも応用される予定です。今後のさらなる成長が期待されています。

VR
「仮想現実(Virtual Reality)」の略です。コンピュータで作成した映像や音声などを、利用者が現実に近い状態に感じられるように提示する技術や、その考え方をいいます。ひと目見てCGとわかるような映像でも、利用者が現実にある何かの「たとえ」として感じることができれば十分とされます。頭に装着して、利用者の向きに応じて表示が動くディスプレイに、ゲームなどの画面を表示し、あたかも自分がその場にいるかのように感じさせる技術が注目されています。(コトバンク | AR)

2016年は、VR元年!

ソニーの『プレイステーションVR』(2016年10月発売)やフェイスブックの『オキュラスリフト』(2016年3月発売)をはじめとしたVRデバイスが続々と発売、もしくは発売予定であることから、2016年はVR元年であるとも言われています。また、もちろんVRデバイスだけではなく、VR対応ソフトウェアも続々開発されています。

VR関連銘柄一覧

国内市場では、ソニーを筆頭として、以下のようなVR関連銘柄が存在しています。これらVR関連銘柄のなかでも、プレイステーションのハードウェアそのものやその専用ソフトウェア向けにミドルウェアを開発・提供している『CRI・ミドルウェア[3698]』や、CGの『シリコンスタジオ[3907]』が、ひじょうに大きな注目を集めています。そのほか、VR市場にソフトウェアメーカーとして名乗りを上げている、『コロプラ[3668]』、『gumi[3903]』、『アクセルマーク[3624]』なども注目を集めています。また、ハードウェアやソフトウェアの開発だけでなく、VRを利用したアトラクション、展示会を展開する『テイツー[7610]』なども注目されています。

【VR関連銘柄一覧】
証券コード 銘柄 市場
3698 CRI・ミドルウェア 東証マザーズ
3907 シリコンスタジオ 東証マザーズ
6925 ウシオ電機 東証1部
3668 コロプラ 東証1部
3903 gumi 東証1部
3624 アクセルマーク 東証マザーズ
3664 モブキャスト 東証マザーズ
3791 IGポート 東証JQS
7610 テイツー 東証JQS
6758 ソニー 東証1部

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これまで投稿された記事のうち、AR / VRやそれらの関連銘柄について取り上げたものを貼付しています。

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