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もはや正反対!?ドラクエ(DQ)とエフエフ(FF)の違いを徹底比較


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あなたはドラクエ(DQ)派?エフエフ(FF)派?

スクウェア・エニックスが贈る国民的テレビゲームであり、もはや知らない人はいない日本の二大RPGともいわれている、ドラクエ(DQ)とエフエフ(FF)。それぞれの生まれは1986年と1987年ということで、ほぼ同じタイミングでシリーズ第1作目が発売されました。日本の二大RPGともいわれるだけあって、誰でも一度は、ドラクエ(DQ)派なのかエフエフ(FF)派なのかを聞いたり聞かれたりすることもあるのではないでしょうか?

ドラクエ(DQ)とエフエフ(FF)の違いを徹底比較

そんなドラクエ(DQ)とエフエフ(FF)の間にはどのような違いがあるのでしょうか?今回の企画を通して、両者の違いを徹底的に比較してみました。すると、意外な事実が浮かび上がりました。なんとドラクエ(DQ)とエフエフ(FF)はまるで正反対!?相対する大きな特徴がいくつか見えてきましたので、一つずつ丁寧に紹介していきます。

日本で売れるドラクエ(DQ)、世界で売れるエフエフ(FF)。


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2016年5月現在において、全世界累計売上本数は、ドラクエ(DQ)シリーズが6,600万本であり、エフエフ(FF)シリーズが11,000万本となっています(※派生作品売上本数を含む)。日本国内だけを比較すると、ドラクエ(DQ)は毎作品300万本以上の売り上げに対して、エフエフ(FF)は毎作品200万本以上の売り上げとなっています。すなわち、両方とも圧倒的に売れていることには変わりありませんが、ドラクエ(DQ)は比較的に日本国内で圧倒的なシェアを誇り、エフエフ(FF)は比較的に世界規模で圧倒的なシェアを誇っていることがわかります。

大ヒットを狙って生まれたドラクエ(DQ)、最後の作品として生まれたエフエフ(FF)。


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ドラクエ(DQ)は、シリーズ産みの親である堀井雄二さんが、印象に残る優しいタイトルをつけるために『ドラゴンクエスト』と名付けられたことが知られています。ドラクエ(DQ)が大ヒットし世間に浸透するように。一方で、エフエフ(FF)は、シリーズ産みの親である坂口博信さんが、当時倒産に追い込まれていたスクウェア最後の作品として『ファイナルファンタジー』と名付けられ製作されたとのウワサもあります。そのため、エフエフ(FF)は大ヒットを狙ったというよりは、第1作目を最後に解散するつもりであったとも解釈できます。

一番売れているハードで発売するドラクエ(DQ)、一番パワフルなハードで発売しそのハードの普及に貢献するエフエフ(FF)。


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ドラクエ(DQ)は、産みの親である堀井雄二さんが「最も売れているハードで発売する」と明言していることは有名な話。一方、エフエフ(FF)は、過去作品を見ると最も性能がパワフルなハードで発売しています。また、発売時には「ハードの普及に貢献したい」とディレクターやプロデューサーが語ることも多いです。

エニックス側が開発していたのがドラクエ(DQ)、スクウェア側が開発していたのがエフエフ(FF)。


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『スクウェア・エニックス』はもともとエフエフ(FF)を代表作とする旧『スクウェア』を、ドラクエ(DQ)を代表作とする旧『エニックス』が吸収合併してできた企業です。当時、両企業の合併は世間を大きく騒がせました。合併してできた企業が『エニックス・スクウェア』ではなく、『スクウェア・エニックス』となったのは、企業規模の問題ではなく、『スクウェア・エニックス』の英語表記『SQUARE ENIX』のときに、”E”が連なることで結束力が感じられたため。また、旧『エニックス』が旧『スクウェア』を吸収したことの配慮で、『スクウェア』が先頭になっているとの説もあるようです。

リメイクに積極的なドラクエ(DQ)、リメイクに消極的なエフエフ(FF)。


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ドラクエ(DQ)は、シリーズ最新作が発売されるハードで、過去作品全てを順にリメイクしています。たとえば、プレイステーションで『ドラゴンクエストVII -エデンの戦士たち-』が発売されたときには、同じプレイステーションで『ドラゴンクエストIV -導かれし者たち-』がリメイクされています。また、プレイステーション2で『ドラゴンクエストVIII -空と海と大地と呪われし姫君-』が発売されたときには、同じプレイステーション2で『ドラゴンクエストV -天空の花嫁-』がリメイクされています。さらには、ニンテンドーDSで『ドラゴンクエストIX -星空の守り人-』が発売されたときには、同じニンテンドーDSで天空シリーズ(天空三部作)である『ドラゴンクエストIV -導かれし者たち-』『ドラゴンクエストV -天空の花嫁-』『ドラゴンクエストVI -幻の大地-』がリメイクされています。極めつけは、ニンテンドー3DS/プレイステーション4で発売予定の『ドラゴンクエストXI -過ぎ去りし時を求めて-』の前に、同じニンテンドー3DSに『ドラゴンクエストVII -エデンの戦士たち-』および『ドラゴンクエストVIII -空と海と大地と呪われし姫君-』がリメイクされています。しかし、エフエフ(FF)は、過去作品の一部『ファイナルファンタジー』『ファイナルファンタジーII』などを順不同にリメイクしているだけであり、積極的にリメイクされているわけではありません。最近では、プレイステーション4向けに『ファイナルファンタジーVII』のリメイクが発表されたことが世間を騒がせました。

サブタイトルのあるドラクエ(DQ)、サブタイトルのないエフエフ(FF)。


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ドラクエ(DQ)は、第一作やオンラインのものを除いてシリーズごとにサブタイトルがあります。一方、エフエフ(FF)は、オンラインのものを除いてシリーズを通してサブタイトルはありません。

  • ドラゴンクエスト
  • ドラゴンクエストII -悪霊の神々-
  • ドラゴンクエストIII -そして伝説へ…-
  • ドラゴンクエストIV -導かれし者たち-
  • ドラゴンクエストV -天空の花嫁-
  • ドラゴンクエストVI -幻の大地-
  • ドラゴンクエストVII -エデンの戦士たち-
  • ドラゴンクエストVIII -空と海と大地と呪われし姫君-
  • ドラゴンクエストIX -星空の守り人-
  • ドラゴンクエストX オンライン
  • ドラゴンクエストXI -過ぎ去りし時を求めて-
  • ファイナルファンタジー
  • ファイナルファンタジーII
  • ファイナルファンタジーIII
  • ファイナルファンタジーIV
  • ファイナルファンタジーV
  • ファイナルファンタジーVI
  • ファイナルファンタジーVII
  • ファイナルファンタジーVIII
  • ファイナルファンタジーIX
  • ファイナルファンタジーX
  • ファイナルファンタジーXI オンライン
  • ファイナルファンタジーXII
  • ファイナルファンタジーXIII
  • ファイナルファンタジーXIV オンライン (現:新生エオルゼア ファイナルファンタジーXIV オンライン)
  • ファイナルファンタジーXV

喋らない主人公のドラクエ(DQ)、 喋る主人公のエフエフ(FF)。


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ドラクエ(DQ)の主人公は、町の人に話しかけても反応することなく話さないです。町の人に限らず、物語を通して話すことはありません。一方、エフエフ(FF)の主人公は、町の人に話しかけても反応して喋ります。キャラクターボイスの入っているムービーでもよく喋っています。

ドラクエ(DQ)では主人公はあなた、エフエフ(FF)では主人公は物語の主人公。


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ドラクエ(DQ)の主人公は、あなたの分身であり、あなたが物語の主人公です。主人公の名前もあなたが決めることができます。しかし、エフエフ(FF)の主人公は、その物語の主人公であり、あなたはその物語を客観的に見ている、あるいは操作しているプレイヤーに過ぎません。もちろん、主人公の名前を決めることはできません。(※一部過去作品は名前を決めることができていました)

みんなで歩くドラクエ(DQ)、一人で歩くエフエフ(FF)。


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ドラクエ(DQ)は、町の中も町の外も仲間みんなできれいに一列になって歩きます。仲間が戦闘で負けた時にも、ひつぎを連れてでも一列になって歩きます。一方、エフエフ(FF)は、町の中も町の外も仲間がいたとしても一人だけで歩きます。

バトル画面は縦向き一人称視点なドラクエ(DQ)、バトル画面は横向き三人称視点なエフエフ(FF)。


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ドラクエ(DQ)のバトル画面は、一人称視点で自分があたかもその場面にいるかのような画面構成になっており、あなたが主人公として戦わなければなりません。しかし、エフエフ(FF)のバトル画面は、三人称視点で自分はその場面を客観的に見ているような画面構成になっており、物語の主人公を操作するプレイヤーに過ぎません。

バトル進行はターン制なドラクエ(DQ)、バトル進行はリアルタイム制なエフエフ(FF)。


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ドラクエ(DQ)のバトル進行は、基本的には交互に魔法・技を出し合うターン制ですが、エフエフ(FF)のバトル進行は、ターン制とは異なるリアルタイム制が採用されています。これは、いわばアクティブタイムバトルであり、時とともにゲージが溜まっていき、そのゲージが溜まりきった人が魔法・技を出すというものです(※ 正確には『ファイナルファンタジーIV』から導入されたシステムです)。

ゲームオーバーがなかったことにならないドラクエ(DQ)、ゲームオーバーがなかったことになるエフエフ(FF)。


ドラクエ(DQ)は、ゲームオーバーになるとお金も道具もなくなり、主人公以外の全員がひつぎになってしまいます。いわば、ゲームオーバーがなかったことにならないシステムといえます。一方、エフエフ(FF)は、ゲームオーバーになるとセーブポイントに戻るだけでなく、プレイ時間も加算されません。取得したアイテムもなくなれば、稼いだ経験値もありません。いわば、セーブ地点から再スタートとなり、ゲームオーバーがなかったことになります。

開発メンバーに依存がある固定チームなドラクエ(DQ)、開発メンバーに依存がない複数チームなエフエフ(FF)。


ドラクエ(DQ)は、シリーズ生みの親の堀井雄二さん、キャラクター・モンスターデザインを手掛ける『ドラゴンボール』『ドクター・スランプ』でお馴染みの鳥山明さん、音楽を手掛ける作曲家すぎやまこういちさんの3人を筆頭に開発されています。しかし、エフエフ(FF)は、シナリオ、キャラクターデザイン、音楽などは、野村哲也さんや植松伸夫さんなどひじょうに有名な人はいますが、開発において必ずしも固定なわけではありません。ちなみに、シリーズ産みの親である坂口博信さんは退社しています。

ムービーがないドラクエ(DQ)、ムービーがあるエフエフ(FF)。


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ドラクエ(DQ)には、プリレンダリングされたムービーがありません。オープニングにおいてムービーが採用されることはありますが、物語の途中で、ムービーは基本的にはありません。一方、エフエフ(FF)には、プリレンダリングされたムービーが物語を盛り上げます。オープニングはもちろん、物語の核となる重要な箇所や臨場感のある箇所はムービーであることも多いです。スクウェア・エニックスは、コンピュータ・グラフィックス業界でも有名であり、プリレンダリング専門の『VISUALWORKS -ヴィジュアルワークス-』という部署が存在します。最近では、次世代の技術を披露したことで話題をよんだ、スクウェア・エニックスの独自エンジン「Luminous Studio」による技術デモ「AGNI’S PHILOSOPHY」が公開されました。

絵のタッチはアニメ調なドラクエ(DQ)、絵のタッチはCG調なエフエフ(FF)。


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ドラクエ(DQ)は、キャラクター・モンスターデザインを手掛ける鳥山明さんによるアニメ調のタッチですが、エフエフ(FF)は、最初の技術を用いて写実的でリアルなCG調のタッチを基調としています。絵のタッチについては特に、プレイステーションの『ドラゴンクエストVII -エデンの戦士たち-』『ファイナルファンタジーVII』が発売されたことで、両シリーズの方向性がはっきりと分岐しました。

主題歌がないドラクエ(DQ)、主題歌があるエフエフ(FF)。


ドラクエ(DQ)には、基本的に主題歌はありませんが、エフエフ(FF)には、作品ごとに異なる主題歌が準備されています。

【ファイナルファンタジーシリーズ主題歌一覧】
タイトル 主題歌 主題歌(挿入歌)
ファイナルファンタジーX 「素敵だね」(歌:RIKKI)
ファイナルファンタジーXII 「希望」(曲:葉加瀬太郎) 「Kiss Me Good-Bye」(アンジェラ・アキ)
ファイナルファンタジーXIII 「君がいるから」(歌:菅原紗由理) 「Eternal Love」(歌:菅原紗由理)

モンスターがメインなドラクエ(DQ)、キャラクターがメインなエフエフ(FF)。


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ドラクエ(DQ)では、モンスターがひじょうに印象的であり、シリーズを超えて同じ姿・形・名前のモンスターが登場します。たとえば、『スライム』『ゴーレム』などです。一方、エフエフ(FF)では、キャラクターの個性や人間性の印象がひじょうに強く、モンスターには共通の名前が使われているだけで大きく印象付けるものではありません。

伝統を守るドラクエ(DQ)、進化を貫くエフエフ(FF)。


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ドラクエ(DQ)の作風は、シリーズを通して大きくは変わりません。バトルシステムや成長システムも変わりません。しかし、エフエフ(FF)の作風は、シリーズごとに大きく異なります。最近は特に顕著であり、バトルシステム・成長システムにおいても作品ごとに異なるものが用意されています。上記の画像は、まだ未発売のシリーズ最新作『ドラゴンクエストXI -過ぎ去りし時を求めて-』(3DS/PS4)と『ファイナルファンタジーXV』(PS4/XBOXone)のものです(※『ドラゴンクエストXI -過ぎ去りし時を求めて-』(3DS/PS4)は、機種によって仕様が異なります)。

ドラゴンクエストはドラクエの一通り、ファイナルファンタジーはエフエフとファイファンと一通りではない。


『ドラゴンクエスト』は、多くの人に『ドラクエ(DQ)』とよばれて親しまれています。しかし、『ファイナルファンタジー』は、関東圏では『エフエフ』、関西圏では『ファイファン』とよばれて親しまれています。『ドラゴンクエスト』は呼び方に一貫性がある一方で、『ファイナルファンタジー』は人によっては呼び方が異なります。

まとめ

ドラクエ(DQ)とエフエフ(FF)

いかがでしょうか。一部例外があるものもありますが、ドラクエ(DQ)とエフエフ(FF)がここまでも違うことが、ドラクエ派とエフエフ派について聞く聞かれる所以なのかもしれないですね。また、ここまでも内容に違うからこそ、日本でウケるドラクエ(DQ)、世界でウケるエフエフ(FF)の違いが生まれるのかもしれません。

・・・あなたは、ドラクエ派ですか?エフエフ派ですか?

シリーズ最新作がついに発売決定!!

もはや正反対!?とも思える違いのあった『ドラクエ(DQ)』と『エフエフ(FF)』ですが、両方ともシリーズ最新作が発売間近です。『ドラゴンクエストXI -過ぎ去りし時』は、なんと3DS/PS4と2機種で発売される予定です。これらのゲーム内容は同じですが、全く違う雰囲気に仕上がっています。『ファイナルファンタジーXV』は、なんと開発期間10年、これまでにない圧倒的なクオリティを楽しむことができます。それぞれのゲームに関する詳細は、以下の記事をご覧ください。

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