◆ ミスの一覧(著者用)
□ 販売量・販売価格の低下時の変動費処理
□ 売上高・売上比率などの問題要求の間違い
□ %を含む計算式における%処理
□ (意思決定会計)最終期において、設備の残存価額を入れること
□ (CVP分析)損益分岐点売上高の固定費に減価償却費を入れること
□ (CF計算書)営業活動キャッシュフロー・減価償却費の符号
□ (CF計算書)財務活動キャッシュフロー・配当金の支払い額
◆ 経営分析
⇒ 収益性・効率性・安全性からの多面的な分析 (安全性:短期安全性、長期安全性、資本調達構造)
⇒ 与件文中から指標を選択する ⇒ 定型文:「(与件文)だから、(収益性・効率性・安全性)が(高い・低い)」
◆ CVP分析
□ 変動費率 = (変動費 / 売上高) × 100
□ 損益分岐点売上高 = 固定費 / (1 – 変動費率)
□ 損益分岐点比率 = 損益分岐点売上高 / 売上高 × 100
□ 安全余裕率 = (売上高 – 損益分岐点売上高) / 売上高 × 100
□ 営業レバレッジ = 限界利益 / 営業利益 = {(△営業利益 / 営業利益) / (△売上高 / 売上高)} (※ 営業利益 ⇔ 経常利益)
売上変動に対する利益変動の度合い:営業レバレッジ(大) ⇒ 固定費(大)
□ 財務レバレッジ: ROE = (1 – 税率) × {ROA + (ROA – i) × 負債比率}, ROA > i
◆ 意思決定会計
□ 営業CF = 税引後利益 + 非資金支出費用
□ 既存事業の損失: + 既存事業の損失額に対する節税効果
□ 設備の売却(残存設備価値(簿価)での売却収入を含める)
売却額 = 帳簿価額 ⇒ そのまま
売却額 > 帳簿価額 ⇒ (売却価格 – 売却益 × 税率)
売却額 < 帳簿価額 ⇒ (売却価格 + 売却益 × 税率)※ 節税効果
初期設備: 導入年に注意。場合によっては、現在価値に割り引くこと。
◆ セールスミックス
□ 単位時間あたりの限界利益で優先順位付け
□ 生産しない商品の個別固定費/商品の生産を行わないこと
□ 貢献利益がプラス/商品生産中止による営業損失
□ 限界利益 = 売上高 – 変動費 = 固定費 + 利益
□ 限界利益率 = 限界利益 / 売上高 × 100
□ 貢献利益 = 限界利益 – 個別固定費 = 利益 + 共通固定費
◆ CF計算書
□ 営業活動によるキャッシュフロー(間接法)
税引前当期純利益 | (A) | |
減価償却費 | (B) 非資金支出の費用項目 | |
貸倒引当金(その他引当金)の増減額 | ||
営業外収益 | (符号反転) | (C) 営業利益から税引前当期純利益までの逆計算 |
営業外費用 | ||
特別利益 | (符号反転) | |
特別損失 | ||
売上債権の増減額 | (符号反転) | (D) 営業に関する貸借対照表上の勘定科目に関する増減 |
棚卸資産の増減額 | (符号反転) | |
仕入債務の増減額 | ||
小計 | ||
利息の受取額 | ||
利息の支払額 | ||
法人税等の支払額(未払い法人税等の控除) | ||
合計 |
□ 投資活動によるキャッシュフロー
有価証券の取得/売却による増減額 | (符号反転) | |
投資有価証券の取得/売却による増減額 | (符号反転) | |
有形固定資産の取得/売却による増減額(※ 土地・建物・設備・備品など) | (符号反転)- 減価償却費 + 特別利益 – 特別費用 | |
(貸付金など) | ||
合計 |
□ 財務活動によるキャッシュフロー
短期借入金の増減額 | ||
長期借入金の増減額 | ||
(社債の発行/償還による増減額) | ||
配当金の支払い額 | ||
(株式発行など) | ||
(自己株式取得など) | ||
合計 |
◆ ポイント
□ 計算過程をすべてメモ書きしておくこと。
□ 自信のある回答でも、必ず再計算すること。
□ とれる問題でとること。
□ 大問(設問1)は、サービス問題が多い。
□ 演習問題を繰り返し行うことで、頭だけでなく身体で解法を覚える。
□ 事例IVは対策すれば、きちんと点数が取れる科目。