ビジネス実務法務検定とは
ビジネス実務法務検定の概要
皆さんは、ビジネス実務法務検定という公的資格の存在を知っていますか?この記事を読んでいる人のなかには、ビジネス実務法務検定の情報収集をまさにしているところである人も少なくはないと思います。
ビジネス実務法務検定とは、東京商工会議所が主催する日商簿記検定試験や販売士試験 (リテール・マーケティング) に並ぶ検定試験の一つであり、その名の通り、特にビジネスに焦点をあてた法律に関する検定試験です。
第1回ビジネス実務法務検定試験が実施された1998年から約18年もの歴史があり、2015年では約3.5万人が受験する大きな検定試験として知られるようになりました。
ビジネス実務法務検定の試験
ビジネス実務法務検定試験は、毎年7月・12月の年2回実施されています。特に、最難関である1級は、そのうち12月だけにしか実施されていません。
【ビジネス実務法務検定試験 試験実施日】
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1級は論述形式の試験であり、2級・3級はマークシート形式の試験です。このように、級によって問題の作りが全く異なっているということが、ビジネス実務法務検定試験の大きな特徴です。
ビジネス実務法務検定2級の受験
3年半前の検定試験体験記
2013年度検定試験の結果
著者は、今から3年半前の2013年度6月の検定試験で、3級と2級を併願受験しました。そのときの受験では、3級には無事に合格することができ、現在は『ビジネス法務リーダー』の称号を持っています。しかし、同時受験した2級では合格点に届かずに惜しくも不合格となりました。
以下は、その2013年度6月に実施された検定試験の著者の受験結果を一覧表としてまとめたものです。3級では合計得点が88点であり、余裕を持って合格することができたにも関わらず、問題の2級では合計得点が60点台(たしか)であり、わずかに合格基準点である70点に届かず涙を飲む結果となりました。この2級不合格の原因の一つとしては、やはり問題演習不足にあったと考えています。
第33回 ビジネス実務法務検定試験 3級
設問 | 得点 | 配点 | 平均点 |
設問1 | 7 | 10 | 7.4 |
設問2 | 10 | 10 | 8.4 |
設問3 | 10 | 10 | 8.4 |
設問4 | 8 | 10 | 8.9 |
設問5 | 10 | 10 | 8.9 |
設問6 | 8 | 10 | 7.1 |
設問7 | 10 | 10 | 8.1 |
設問8 | 6 | 10 | 6.8 |
設問9 | 9 | 10 | 8.4 |
設問10 | 10 | 10 | 7.3 |
合計 | 88 | 100 | 79.4 |
受験者数 (名) | 実受験者数 (名) | 合格者数 (名) | 合格率 (%) |
10,636 | 9,137 | 7,112 | 77.8 |
第33回 ビジネス実務法務検定試験 2級
設問 | 得点 | 配点 | 平均点 |
紛失。。笑 |
受験者数 (名) | 実受験者数 (名) | 合格者数 (名) | 合格率 (%) |
不明 | 6,348 | 3,458 | 54.5 |
2013年度検定試験の感想
当時は、試験日1ヶ月前という試験直前期にも関わらず、法務の知識ゼロという状態で、上記の通り3級と2級を順に勉強していたため、かなりの詰め込み (というか、2級は、5分の4くらいと途中までしかできていなかったけど笑) でした。
ビジネス実務法務検定試験の公式テキストは、3級と2級合わせて、まさかの1,000ページ越え。。法律にありがちな堅苦しい文章・頭に入りづらい文章を少なくとも一日40ページ弱も読まなければならないという状況から、「絶対間に合わないだろコレ。。」とは心の中では思いつつ、試験勉強を始めたことを覚えています。さらに、3級の公式問題集を最初から最後まで一通り解くという過酷な試験対策でした笑。結局、2級の公式問題集は1ページもできずに終わりましたが笑。
前もって試験対策をしておくことの重要性を認識することのできた検定試験となりました。当時は、相当悔しかったですけどね。
3年半越し!?の検定試験リベンジ
再受験のきっかけとは
今年の8月上旬に実施された2016年度中小企業診断士第1次試験に無事に合格することができたので、そのついでに取ってしまおうと思ったことが、このビジネス実務法務検定2級再受験のきっかけです。実際、3年半前に僅かに得点が足りずに不合格した苦い経験を克服するために、これまで再受験のタイミングを計っていましたが、色々とドタバタしてしまい、結果的に受けれず仕舞いになってしまっていました。しかし、今回の中小企業診断士第1次試験合格は、再受験を決意する良いきっかけになったと思います。
以下の中小企業診断士第1次試験の合格体験記を読んでもらえるとわかりますが、中小企業診断士第1次試験では、試験科目の一つに『経営法務』という科目があり、その科目とビジネス実務法務検定とで試験範囲が大きく被っています。というより、出題のされ方にもちろん違いはあるものの、問われる内容としてはほとんど同じです。
試験対策の方針
約1ヶ月半後の2016年12月11日(日)の検定試験に向けて、同年10月25日から早速試験対策に本格的に取り組み始めました。今回は、必ず試験に合格したいという気持ちがあるので、このように「ちょっと早すぎるのでは?」と言いたくなるほど、早めに対策に乗り出しました。
3年半前の受験経験と中小企業診断士第1次試験合格から、なるべく広く深く試験対策をしていこうと考えています。今後継続して利用できる知識として、頭の中に着実に定着させたいと考えているためです。また、これまで通り公式テキストと公式問題集に繰り返し取り組んでいこうと考えています。公式テキストに重要な箇所に蛍光マーカーを引きながら一通り読んだうえで、公式問題集で知識の定着を図ります。
このとき、もちろん3年半前の参考書を利用するのではなく、新たに最新版を取り寄せました。やはり法律も変わっていますし、新鮮な気持ちで一から取り組みたいと思ったためです。
2016年度検定試験の結果
2016年度12月の検定試験の試験結果が分かり次第、本記事を更新する予定です。
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