第1次試験の自己採点の結果、合格基準に達していましたので、また第2次試験まで時間がないため、合格発表の結果を待たずして、まずは情報収集から第2次試験対策を始めました。 |
第2次試験筆記試験とは
第2次試験筆記試験の概要
中小企業診断士試験の第2次試験筆記試験は、全問マークシート形式であった第1次試験とは大きく異なり、全問記述式になります。自分で一から論理を組み立ててアウトプットする力が必要になりますね。ちょっと調べてみると、第2次試験筆記試験は、以下の4科目から構成されており、全体で60%以上の得点で合格になるようです。ただし、いずれかの科目が40%未満ですと、全体が60%以上であっても不合格になります。試験時間は、いずれの科目も80分間であり、一日かけて全ての科目の試験が行われる模様。以下の表は、第2次試験筆記試験の試験科目を当日のスケジュールに沿ってまとめたものです。本試験への気持ち作りも兼ねて、再度確認しておきましょう。
2016年10月23日(日) | ||
時間帯 | 試験時間 | 試験科目 |
09:50 – 11:10 | 80分 | 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I |
11:40 – 13:00 | 80分 | 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 II |
14:00 – 15:20 | 80分 | 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III |
15:50 – 17:10 | 80分 | 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 IV |
ちなみに、毎年のデータを確認すると、第2次試験筆記試験の合格率は20%前後で推移しています。低いときでは16%〜20%くらい、高いときでは20%〜25%くらいですね。この合格率だけを見ても、第2次試験筆記試験は、一筋縄では行かなそうな試験ですね。。とりあえず、試験結果に対して悔いの残らないように満遍なく勉強して、本試験中に頭をフル回転させて挑むしかないですね。
第2次試験筆記試験の申込みについて
中小企業診断協会の公式サイトによると、第2次試験の申込み書類は、第1次試験合格者に届くらしいです。第2次試験の申込みに関しては、とりあえず何もしないでその書類を待つだけで大丈夫そうです。申込みに関する詳しいことは、中小企業診断協会の中小企業診断士試験第2次試験のページに記載されているので、後日焦ることのないように、あらかじめ確認しておいたほうが良いと思います。
第1次試験合格証書送を簡易書留郵便で送付する際、同封します。
各種公開模試の実施
『TAC』から、中小企業診断士試験第2次試験の公開模試の申込みがもうすでに始まっています。本試験前に公開模試を受ける予定の人は、忘れずにしっかりとチェックしておきましょう。チェックというよりも、当日の予定を確認の上、今すぐにでも申し込んだほうが良いですね。後回しにすると、大抵忘れてしまいますからね。試験対策において悔いの残らないように、日々の注意が必要です。
ちなみに、第2次試験公開模試の試験日程は、以下の表のようになっています。受験日を9月2日(金) / 9月3日(土) / 9月4日(日)から選択することができるようです。公開模試の各科目の試験時間は、本試験のそれらとまったく同じようにできており、80分となっています。
忙しくて時間が取れない人のために、公開模試の自宅受験もできるようです。長丁場な本試験の雰囲気を前もって体験しておくためには、もちろん実際に足を運んでこの公開模試を受けたほうが良いと思いますが、どうしても都合が付かなければ、自宅受験であったとしても、受けないよりは受けておいたほうが良いですね。
2016年9月2日(金) or 9月3日(土) or 9月4日(日) | ||
時間帯 | 試験時間 | 試験科目 |
09:30 – 09:45 | 15分 | (オリエンテーション) |
09:50 – 11:10 | 80分 | 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I |
11:40 – 13:00 | 80分 | 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 II |
14:00 – 15:20 | 80分 | 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III |
15:50 – 17:10 | 80分 | 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 IV |
問題発送日 | 答案提出締切日 | 解答解説集発送日 |
8月24日(水)以降 TACより発送 | 9月3日(土)TAC本社ビル必着 | 9月3日(土)TACより発送 |
[TAC] 中小企業診断士 2次公開模試:
http://www.tac-school.co.jp/kouza_chusho/chusho_2jkoukai.html
各種科目の詳細の調査
たとえば、事例Iや事例IIでは、科目名に番号がふられているだけであり、その科目がどのような内容のものが具体的に出題されるかわからないので、本格的に試験対策をする前に、がっつりと調べてみました。各科目について、以下にまとめてみましたので、ぜひ確認しておきましょう。このブログは、著者が自分用にまとめているだけなので、この記事を読んでいる人は、参考にすることはもちろん歓迎ではありますが、記載されていること全てをそのまま鵜呑みにするのではなく、ほかのウェブサイトや資料などでもしっかりと確認してくださいね。
ざっと確認すると、第2次試験では、第1次試験の試験科目でいうところの『企業経営理論』、『運営管理 (オペレーション・マネジメント)』、『財務・会計』に大きなウェイトがかかっているようですね。そのため、これらの科目の基本的なことは、バイブルのように日常的に復習しておいたほうが良いかなと思いました。事例Iでは、『企業経営理論』の『組織論』に関する出題、事例IIでは、『企業経営理論』の『マーケティング』と『運営管理 (オペレーション・マネジメント)』の『店舗設計』に関する出題、事例IIIでは、『運営管理 (オペレーション・マネジメント)』の『生産管理』に関する出題、事例IVでは、『財務・会計』を交えた出題のようですね。
事例I: 組織論
事例Ⅰは、組織(人事を含む)を中心した経営戦略・経営管理に関する事例です。たとえば、企業の成長にあたってどのような組織管理上の課題があるのか、人材の活用にあたってどのような助言をするかなどが問われます。1次試験との関係でいえば、企業経営理論の組織や人材に関する内容と関連が深いです。経営環境や経営戦略について問われる問題もあり、どのような方向性で解答すれば良いかが分かりにくいという特徴があります。(引用元:中小企業診断士 通勤講座)
事例II: マーケティング論
事例Ⅱは、マーケティング・流通を中心とした経営戦略・経営管理に関する事例です。たとえば、事例企業が今後ターゲットとすべき顧客層やシェア拡大に向けた具体的な施策についての助言などが問われます。1次試験との関係でいえば、企業経営理論のマーケティング、運営管理の流通やマーチャンダイジングと関連が深いです。最近は、設問中に販売実績や客数などのデータが示される問題が出題されています。(引用元:中小企業診断士 通勤講座)
事例III: 生産管理
事例Ⅲは、生産・技術を中心とした経営戦略・経営管理に関する事例です。たとえば、生産管理上の課題としてどのようなものがあるか、それを解決するための対応策をどのように提案するかなどが問われます。1次試験との関係でいえば、運営管理の生産管理の内容と関連が深いです。また、事例企業の強み・弱みや競争優位性についても出題されます。(引用元:中小企業診断士 通勤講座)
事例IV: ファイナンス
事例Ⅳは、財務・会計を中心とした経営戦略・経営管理に関する事例です。事例Ⅳでは、事例企業の貸借対照表や損益計算書などが与えられて、与件文の文章量は短い傾向にあります。たとえば、経営指標やキャッシュフローを計算する問題などが出題されます。 事例ⅠからⅢは解答を文章で記述するため、正誤や点数が分かりにくいです。ただし、一部合っていれば部分点が期待できます。一方で、事例Ⅳは数値で解答する問題が多いため、正解かどうかは明快ですが、間違ってしまうと部分点が期待できないという特徴があります。(引用元:中小企業診断士 通勤講座)
今後の試験対策について
ゼロからの再スタート
おそらく多くの受験生が感じるところではあると思いますが、第2次試験まで、まず第一に時間がないということに自分は危機感を感じています。
個々の科目に対する基礎知識に関しては、第1次試験でコツコツと学んで吸収してきましたが、第2次試験対策としては、やはりまたゼロからのスタートなのですよね。過去問ももちろん一から解かなければなりません。また、その過程でわからないところは少なくともクリアにしておかなければなりません。
過去問とテキストの駆使
今回の第2次試験について、自分は、今のところは過去問中心の試験対策にしようと考えています。今月8月中に過去問5年分に目を通せれば、かなり良いペースかなと思うのですが、現実はそう簡単にはいかないのですよね。。とりあえずは、8月いっぱいで過去問4年分を解くことを目標にします。頭がナマるのも良くないので、9月に1年分を残しておくという考え方をすれば問題はないでしょう。
過去問のほかには、第1次試験で利用してきたテキストに再度目を通していこうと考えています。やはりアウトプットするには、それなりに多くの知識をあらかじめ頭にインプットしておかなければできませんからね。引き出せる引き出しは、やはり多いほうが良いと思います。
大型連休の確認
この第2次試験前の大型連休は、目前に迫っているお盆休みと、来月下旬のシルバーウィークの2つです。これらの大型連休を有効に使いたいところ。第2次試験まで、もうすでに残り2ヶ月ほどなので、その限られた短い時間のなかでは、自分で時間を作るしかありません。
自分は、第2次試験に関しては、今のところ何も対策をしていないので、この大型連休は全て第2次試験の試験対策のために時間を使う予定です。自分のスケジュールに合わせて、今からしっかりと計画しておいたほうが良いですね。また、お出かけする予定のある人は、せっかくなので、試験のことを忘れてしっかりとリフレッシュしてきたほうがいいかなと思います。
今後の記事更新について
第2次試験の記事の更新間隔は、第1次試験のときと同様に、1ヶ月に1回を予定していますので、次回の更新は9月上旬です。記事の更新が完了したら、いつものように、この記事の『参考』の項目にリンクを付けたしますね。
まだまだ試験はこれからですが、悔いの残ることのないように、計画的に勉強していきましょう。
参考
掲載日 | 記事タイトル |
2016年04月30日 | 中小企業診断士、独学の勉強方法で合格を目指す①〜GWはもっぱら試験対策〜 |
2016年05月06日 | 中小企業診断士、独学の勉強方法で合格を目指す②〜GW後は本試験&TAC公開模試申込み〜 |
2016年06月01日 | 中小企業診断士、独学の勉強方法で合格を目指す③〜5月までの振り返りと6月以降の試験対策~ |
2016年07月05日 | 中小企業診断士、独学の勉強方法で合格を目指す④〜本試験まであと残り1か月〜 |
2016年08月03日 | 中小企業診断士、独学の勉強方法で合格を目指す⑤〜ついに今週末!第1次試験前の準備・報告〜 |
2016年08月07日 | 中小企業診断士、独学の勉強方法で合格を目指す⑥〜第1次試験が終了!受験の感想と結果〜 |