試験、お疲れ様でした!
まず第一に言いたいことは、試験を受けられた方は本当にお疲れさまでした!大きな試験の第1次試験ですからね、ひじょうに疲れもたまっているのではないかなと思います。これまで歯を食いしばって頑張って勉強してきたことをアウトプットしなければなりませんからね。今日くらいはゆっくりと休んでください!
この記事では、著者が試験を受けた上での感想をまとめていますので、受験後の読み物として楽しんでもらえればなと思います。
第1次試験受験直後の感想
第1次試験1日目の感想
中小企業診断士の第1次試験の実施日は、8月上旬。夏真っ只中とあってすごく外が暑かったですよね。でも、やはり雨が降ってジメジメするよりはマシですけど。試験開始時間である朝10時の1時間前に試験会場に着くように家を出ました。試験会場に着くと、なんと『資格の大原』の応援隊が試験会場出入り口前で心強く応援していました。大学のセンター試験を思い出しましたね。自分は20代半ばなので、だいたい10年前くらい?の出来事ですけど。中小企業診断士試験がいかに大きな試験であるということを実感しましたよ。自分は、『資格の大原』の生徒ではありませんが、有難い声援を自分のためのものであると自分に思い込ませて、試験会場に向かいました笑。さらに感じたことは、こんなに受験生いるんだということですね。自分の周りには、受験する人が全くいないので、自分だけなのかと思い込むくらいでしたが、自分だけではなかったみたいです笑←。自分は模擬試験も受験していないので、なおさらだったのかも。若い人から年配の人まで、かなり年齢層が広かったです。実際はわかりませんが、経営者?幹部?のようなオーラのあるおじさまもいましたよ。経営コンサルタントにしてはちょっと年配だし、なんかオーラも感じるしで、新任幹部の方なのかな?と思いましたね。また、TOEICテスト並みに、全年齢が揃ったようなかんじでしたね。ただ、TOEICテストとは違って女性は少なかったですけど。
正直に言いますと、1日目の試験終わりは、すごくブルーな気持ちになりました笑。翌日の試験ももはや受けたくないくらいのレベルですね笑。いや、もはや2日目の勉強はしていません (完全にダメなやつです汗)。これまでの半年間の勉強は何だったのかとも思えてしまうほどです。自分がそのように思う理由は、以下にまとめています。端的にいうと、自分の解答に全く自信がないためです。まさに不安の中にいますよ笑。これまで大学受験や資格試験など色々な場面で試験を受けてきてそれなりの結果は残してきたつもりですが、初めてですよこの試験後の感覚は。この記事では、試験受験直後の生々しい心情を各科目の出来映えとともにメモしておくことにします。今回受験で落ちたとしても、このメモは次への力になると思いますからね。
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第1次試験2日目の感想
朝7時30分の目覚ましより早い6時30分に目が覚めました。暑くて眠れないのと、平日は6時に起きているので、目が覚めるのが早かったです。前日のダメージもあり、気持ちのリフレッシュということで、オリンピックをテレビで観て楽しんでました。オリンピックの出場者は、世界で日本を背負って闘っているのに、「自分はこんなところで負けていられるか!」と思いました。諦めることは本当に簡単なことですが、最後なんだから最後だけ頑張っても良いんじゃないかと思いました。前日のダメージもありましたが、これまで勉強してきたことを最大限に引き出せるように頑張ることを決意しました。
ちなみに、2日目は、『経営情報システム』が科目免除 (応用情報技術者試験合格のため) なので、『経営法務』、『中小企業経営・中小企業政策』の2科目の受験です。2日目は暗記科目のみですが、自分のモットーでもある「楽しんで試験に臨む」ことを言い聞かせています。特に、『経営法務』の問題の作りは、実務を意識したような形式なので、楽しみたいわけなのです。基本的に問題に出てくるものは結構深刻なものが取り上げられるので、楽しむというのも全くおかしい話ですが、楽しむというのは実務を意識してという意味でですね。
各科目受験直後の感想
経済学・経済政策
最初のほうの問題は、過去問の通りのかんじでしたね。消費増税など特徴のあるものが含まれていることが多いので、わかりやすかったですね。この試験、ひじょうに残念だったのが、スピードテキストにも載っている基本的な論点を3つほど落としてしまったことです。何度も目を通していいたはずなのに泣。ひじょうに悔しい。。
体感的には、最高でも6割くらい、おそらく6割いくかいかないくらいで落ち着きそうな印象でした。問題を解くのに時間がかかってしまい、見直しの時間は10分ほどしかありませんでした。もはや全然見直しできていない笑。帰宅後、一通りテキストとグーグル検索で解答を確認しました (解答速報は翌日らしいので)。自信がなさ過ぎて翌日に支障が出るのでね、今回は確認してしまいました。自己採点をしてみると、最高で7割といったかんじ。約6割と判断して、翌日の試験に挑みました。
▼ 『世界経済のネタ帳』というウェブサイトを見つけました。この『経済学・経済政策』の試験対策になるかなと思ったのでシェアしますね。見つけたきっかけは、1日目終了時にGDPのグラフなどを調べていたら、たまたま見つけました。ほかにも興味深いデータもあるので、もし興味があったら見てみてください。「日本のGDP」や「円 / ドル為替レート」などがあります。
世界経済のネタ帳:
http://ecodb.net/
財務・会計
第8問の全部原価計算と直接原価計算のやり方を間違えていたのか、自分のやり方に合う選択肢がないという現象に。その後ペースを崩してしまい、不本意にできる問題から解く虫食い作戦になってしまいました泣。ここで、完全にペースを崩してしまいました。。
体感的には、最高でも6割くらい、5割いけば御の字という論外な結果になりそうです。しかし、これまでの過去問の結果を考えると、おそらく6割いくかいかないくらいで落ち着きそうな気もします。
企業経営理論
最初の問題は、おなじみのドメイン関連の問題でした。しかし、やはり微妙な選択肢はあるんですよね。さらに、全体的に自信を持って答えられる問題が少なくて微妙。
このことは、これまで解いてきた過去問でもそうだったので、過去問通り4割から5割くらいな気がします。組織論の人的資源管理では、やはりスピードテキストに載っていない問題から多く出題されました。もはやこの試験は、スピードテキストの内容を踏まえておくのはもちろんですが、試験当日にいかに頑張って問題を解くかというかんじですね。一番得点したい試験科目なのに悔しいものです。
運営管理 (オペレーション・マネジメント)
『運営管理 (オペレーション・マネジメント)』は、これまで受験してきた3科目で精神的に大ダメージを受けてからのスタートでした笑。午後最後の科目であること、かつ問題数もひじょうに多いということからも、あまり集中できませんでしたね。まずは、問題をさらっと全て終わらせて、自分の解答を見直しました。見直しの時間は、15分くらいですかね。
希望としては、やはり6割を取れていることですが、どうでしょう?自信がないのですが。。
経営法務
早めに一通りの問題に目を通して解答しました。時間的には20分ほど余らせました。感覚としては、これまでの試験科目のなかで一番できたかなと思います。この試験で自分のペースを取り戻せたので、次の試験科目も頑張る気になれましたね。
問題を解いていて思ったのですが、問題数が20問しかないので、一問5点ぽいですね。かなり一問のウエイトがデカい。。これは、自己採点緊張するやつですよ。2問間違えると、1割点数が落ちますからね。。
経営情報システム
自分は、この『経営情報システム』の科目は免除でした。免除者が多いのか、あらかじめ試験監督者が「試験免除者は、試験を受けられません」と、『経営法務』の試験後に言われましたね。いつもなら該当試験の試験開始前に言われていたので、少し印象的でしたね。この科目は、中小企業診断士試験のなかでも、27.8% (過去5年間での科目合格者割合) と科目合格率がひじょうに高く、さらに『応用情報技術者試験』に合格していれば免除になるため、試験免除者は多い気もします。ほかの科目の受験免除要件は、『弁護士』とか、『公認会計士』とか異次元の資格ですもんね。。
中小企業経営・中小企業政策
今年の試験内容の半分は、スピードテキストに沿ったようなものでしたね。ただ、やはり答えのわからないものもちらほらありました。しかし、『中小企業白書2015』を先月軽く目を通しておいて良かったです。これを読むことで、知識の充填・定着ができるだけでなく、一通り目を通したことで自信にもつながります。
7割を超えていてくれればひじょうに嬉しいのですが、果たして・・?
追記
中小企業診断士第1次試験の合否については、この記事に追記する予定です。中小企業診断協会からの解答速報が公開された日に追記する予定です。
これで、今年の夏休みを楽しめるかが決まりますね。もし不合格だったら、意気消沈で夏休みを楽しめない。もし合格だったら、2次試験対策に追われて夏休みを楽しめない。そう、いずれにしても夏休みを楽しめないのです笑。
解答速報がさっそく公開!
2日目に試験会場で『TAC』が配布していた解答速報で自己採点をしてみました。1日目の科目である『経済学・経済政策』『財務・会計』は、解答速報が公開されるようですね。その結果は、、、
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でした。両科目とも問題数が25問ということで、一問4点で点数を出してみました。『企業経営理論』と『運営管理 (オペレーション・マネジメント)』は未知数なので怖い。。とりあえず、その2科目で平均50点として考えるほうが心臓には良さそうです。となると、『経営法務』と『中小企業経営・中小企業政策』が平均62点を超えてくれないとみたいなかんじに。。とりあえず、明日の解答速報待ちます笑。なお、解答速報は、『TAC』や『資格の大原』のウェブサイトからも確認することができます。「中小企業診断士 解答速報」で検索してみてください。(追記:2016年8月7日)
解答速報が全科目出揃う!
『資格の大原』の公式サイトより、中小企業診断士試験第1次試験の解答速報が出揃っています。というわけで、自分もさっそく自己採点をしてみました。その自己採点の結果は、以下の一覧表の通りです。『TAC』で自己採点済だった、『経済学・経済政策』も『財務・会計』も念のため採点しなおしました。
試験科目 | 得点(点) | 科目合格 |
経済学・経済政策 | 68 | 合格 |
財務・会計 | 68 | 合格 |
企業経営理論 | 66 | 合格 |
運営管理 (オペレーション・マネジメント) | 58 | 不合格 |
経営法務 | 60 | 合格 |
経営情報システム | 試験免除 (60点換算) | — |
中小企業経営・中小企業政策 | 63 | 合格 |
合計点 | 443 | |
平均点 | 63.3 |
結果は、合計点が60%以上であることから、合格の予定です。
未知数だった『企業経営理論』と『運営管理 (オペレーション・マネジメント)』が健闘してくれました。『企業経営理論』は、これまでの過去問の結果とは大きく異なり、全体の点数を牽引してくれました。上記の通りブルーになるくらい自信がなかったのですが、まさかの『経営理論』で大きく点を上げることができました。一方、得意としていた『マーケティング』がアレでしたが泣。『運営管理 (オペレーション・マネジメント)』もだいぶ苦戦しましたが、足を引っ張るほどの点数ではなかったため、結果オーライですかね。
一番自信のあった『経営法務』は、少し残念な結果となりました。7割は見据えていたので、予想から1割減といったところでしょうか。やはり配点5点がデカいですね。。自己採点しているときは、ひじょうに焦りました。『中小企業経営・中小企業政策』も比較的自信のある科目でしたが、間違いが積み重なり、6割ちょっとで落ち着きましたね。6科目のなかで一番集中して解いた科目でしたが。。(追記:2016年8月8日)
参考
掲載日 | 記事タイトル |
2016年04月30日 | 中小企業診断士、独学の勉強方法で合格を目指す①〜GWはもっぱら試験対策〜 |
2016年05月06日 | 中小企業診断士、独学の勉強方法で合格を目指す②〜GW後は本試験&TAC公開模試申込み〜 |
2016年06月01日 | 中小企業診断士、独学の勉強方法で合格を目指す③〜5月までの振り返りと6月以降の試験対策~ |
2016年07月05日 | 中小企業診断士、独学の勉強方法で合格を目指す④〜本試験まであと残り1か月〜 |
2016年08月03日 | 中小企業診断士、独学の勉強方法で合格を目指す⑤〜ついに今週末!第1次試験前の準備・報告〜 |
2016年08月07日 | 中小企業診断士、独学の勉強方法で合格を目指す⑥〜第1次試験が終了!受験の感想と結果〜 |
▼ 中小企業診断士第1次試験合格体験記です。この記事は、合格体験記の一部の記事です。