名誉教授、名誉会長、『名誉』とは何!?
いつも湧き上がる疑問・・・
突然ではありますが、皆さんは、疑問には思うことはありませんか?よくテレビや新聞などのメディアで何かと出てくる、名誉教授、名誉会長。そこで、自分はいつも思うんですよね。「名誉って何やねん!」と。
自分は、これまでかなり気になっていたので、この際がっつりと調べてみましたよ。やはり調べてみると、スッキリするものですよね。この記事を通して、『名誉』についてわかったことをまとめてシェアしようかなと思います。自分のように『名誉』について知らなかった人は、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
『名誉職』というものが存在する
名誉教授も名誉会長も、一般的には『名誉職』という括りで表すことができます。簡単にいうと、『名誉職』は、我々にも馴染み深いワードである『管理職』といったかんじのようなものなのです。少し異なるのは、『名誉職』は、いわば称号のようなものであるということです。
名誉教授や名誉会長のほかにも、以下のようなさまざまな『名誉職』があります。皆さんは、名誉教授や名誉会長のほかに、聞いたことのあるワードはありましたか?人によっては、職場の関係で「知っている!」とか「聞いたことある!」という人もいるかもしれないですね。ちなみに、自分にとっては、どれも馴染みのないワードです。
名誉学術称号 (大学 / 学術機関 / 文化機関)
- 名誉学員
- 名誉学長
- 名誉館員
- 名誉館長
- 名誉客員教授
- 名誉教授
- 名誉研究員
- 名誉校長
- 名誉校友
- 名誉所長
- 名誉所員
- 名誉フェロー
名誉称号 (経済団体)
- 名誉会長
- 名誉会頭
- 名誉顧問
- 名誉相談役
- 名誉頭取
『名誉』の意味するものとは?
ここで本題なのですが、そもそも『名誉』とはどういったものなのでしょうか?おそらく多くの人が、名誉教授や名誉会長の人に対して、「かなりお年を召した方」がなるようなイメージを持ちますよね?実際、そのような人が多いのも事実です。自分も、テレビなどで出てくる名誉教授や名誉会長に、若い人はこれまで一度も観たことはありませんよ。また、当たり前ですが、年をとれば、何となく教授や会長に『名誉』が自動的に付くというわけでもありません。お年を召した方でも、教授や会長のままの人は、たくさんいるのですよ。
では、どのような人が『名誉』になるのでしょうか?『名誉』には、その人が所属する企業・団体などの組織に応じて、その『名誉』の称号を与えるかどうかの基準が定められています。教授や会長のなかでも、多大な貢献・功績を残したことが条件なのですが、細かい規定はそれぞれ違うらしいですよ。なので、人によっては、ノーベル賞級の人でも教授のままであったり、ノーベル賞が取れなくても名誉教授であったりすることもあります。会長の場合も同様ですね。その所属する企業にとって多大な貢献・功績を残せば、その人は『名誉』の称号を獲得することができます。
最後に、この『名誉』の大きな条件としては、教授や会長などの職を退任していることです。そのため、『名誉』と呼ばれる人は、実際には、所属団体に対して必ずしも直接的な仕事をしているわけではありません。この退任していることが条件の一つであるため、そもそも若い人がいないわけなんですね。ノーベル賞級の教授でも、名誉教授になれないケースが存在するのは、こういう理由からなのです。