(出典:http://game-sokuhou.net/smartphone/pazudora)
ガンホー、株価暴騰。
2016年5月27日、『ガンホー・オンライン・エンタテインメント(以下、ガンホー)(3765)』の株価が暴騰しました。なんと前日比+78円(+30.0%)となる株価338円で大引けを迎えました。この日は、『ガンホー(3765)』としては久しぶりのストップ高かつ年初来高値更新となり、多くの投資家が注目している様子がうかがえます。今回は残念ながらストップ高張り付きの状態とはなりませんでしたが、『ガンホー(3765)』の株価は力強く上昇しています。なお、『ガンホー(3765)』は、今年に入ってから、株価250円と株価325円のレンジで値動きしていました。なお、年初来安値は、2016年2月12日につけた株価236円です。なお、この日大引け時の『ガンホー(3765)』の時価総額は、357,568(百万)円となっています。
主力のパズドラ、販路拡大。
パズドラ、ついに中国進出へ
今回の『ガンホー(3765)』の株価暴騰の大きな理由は、『ガンホー(3765)』主力のスマートフォンアプリである、『パズル&ドラゴンズ(以下、パズドラ)』(中国版)の事前登録開始の発表です。『パズドラ』(中国版)は、2016年上期にリリースされることがアナウンスされています。中国は、世界的にも市場がひじょうに大きいこともあり、『ガンホー(3765)』の収益構造の改善への期待から、多くの投資家が注目を集めているようです。なお、この『パズドラ』(中国版)事前登録は、取引市場を東証マザーズから東証1部に衣替えしたこと以来の大きなIRです。
大ヒットアプリ、パズドラとは
現世代における、新たな社会現象
『パズドラ』は、日本国内で大きな話題をよびました。もはや「スマートフォンアプリといったらコレ!」ともいえるアプリの一つであり、スマートフォンユーザーならば知らない人はいないほどの周知性があるのではないでしょうか。
『パズドラ』は、全世界累計ダウンロード数が4,000万ダウンロードを超えており、『パズドラ』1ヶ月の売り上げが、国民的JRPGともいえる『ドラゴンクエストVII -エデンの戦士たち-』一作品の売り上げに匹敵するとも言われています。『パズドラ』は1ヶ月あたり売上が約60億円と言われており、『ドラクエ7』は売上約61億円と言われています。世代や性別を問わず、さらには場所を問わずに多くの人が遊んでいることからも、『ドラクエ』や『ニンテンドーDS』と同様に、現世代における社会現象と言っても過言ではないでしょう。
パズドラ = パズル × RPG
『パズドラ』は、パズルゲームとRPGを融合させたパズルRPGとして広く知られています。しかし、一般的なRPGとは大きく異なり、PRGの特徴でもある、ストーリーやキャラクターなどの概念は全く存在せず、RPGとしての要素はバトルや育成のみです。これらのことからも、パズドラはRPGというよりはむしろ、パズルゲームとしての色が強いと言えます。『パズドラ』は、スマートフォンだけでなく、ニンテンドーDS向けにも発売されました。スマートフォン向けのパズドラとは大きく異なり、ニンテンドーDSの特色を活かしたゲーム性になっています。
参考
参考文献
【4000万DL】パズドラ 国内ダウンロード数推移をグラフ化 | HighCharts FreQuent:
http://frequ2156.blog.fc2.com/blog-entry-145.html
ドラクエ7発売11日で売上61億、パズドラ1月月間売上60億 | 【サイプロ】とあるサイトプロデューサーのブログ:
http://toaru-sipro.com/?p=4588
証券情報
証券コード | 銘柄 | 市場 | 時価総額(百万円) | 株価(円) | PER(倍) | PBR(倍) |
3765 | ガンホー | 東証1部 | 357,568 | 338 | — | (連)3.48 |
【特色】スマホゲーム『パズル&ドラゴンズ』が収益柱、家庭用ゲームも展開。ソフトバンクの持分会社
【連結事業】ゲーム100 <15・12>(引用元:http://shikiho.jp/tk/stock/info/3765)