(出典:http://www.nikkei.com/markets/chart/)
暴騰・暴落した株価
2016年4月22日、『ピクセラ[6731]』の株価が後場にかけて急に暴騰をし始め、一時その株価はストップ高をつけました。ストップ高をつけた後、その一度暴騰した株価はあっという間に暴落をはじめ、株価が暴騰する前の水準にまで戻しました。結果的には、本日の『ピクセラ[6731]』の終値は119円となり、前日比+6円(+5.31%)となりました。本日の安値は110円、高値はストップ高の163円です。なお、PTS夜間取引の終値は、本日終値の+4円(+3.36%)となる123円をつけています。このPTS夜間取引の場中では、安値が116円であり、高値が123円と右肩上がりの値動きを見せていたため、本日のザラ場に対する投資家心理が改善されてきたとも考えられます。本日の株価の暴騰・暴落が短期的にどのような影響を及ぼすのかは定かではありませんが、本日年初来高値を新たに更新し、なおかつストップ高をつけていることから、中長期的には株価が上昇する可能性もあります。押し目があれば、少し枚数を入れていきたいところ。
ピクセラの材料とは!?
『ピクセラ[6731]』は、4月29日・30日に開催される予定であるG7香川・高松情報通信大臣会合(http://g7-meeting-takamatsu.kagawa.jp/ja/)にて、デモを展示することが、本日後場のザラ場中に報じられました。そのデモとは、テレビ字幕をリアルタイムに翻訳するというものであり、翻訳サーバーを介して英語/中国語/韓国語を翻訳します。G7という大きな会合でデモ展示という材料が評価され、『ピクセラ[6731]』の株価は一気に暴騰しました。しかし、結果的には利益確定売りが大きかったようです。これは推測の域に過ぎませんが、その背景には『Oakキャピタル』の存在が考えられます。この『Oakキャピタル』は、『ピクセラ[6731]』に出資している企業であり、利益確定売りを複数回に分けることなく、一度にしてしまうことで有名なようです。なお、『ピクセラ[6731]』は、今回の材料のほかに、VR/AR関連銘柄としても知られており、大きな注目を集めています。本日の株価暴騰で大きな上ヒゲを残すことになりましたが、『ピクセラ[6731]』はすでに底値圏とも考えられ、株価の方向性を変える一つの転機になりそうです。今後の展開に期待したいところです。