(出典:http://www.nikkei.com/markets/chart/)
メドレックス、ついに本領発揮か!?
2016年4月21日、バイオ関連銘柄の一つである『メドレックス[4486]』の株価が大きく暴騰しました。株価が大きく暴騰しただけにとどまらず、『メドレックス[4486]』は年初来高値を大きく更新し、本日ストップ高をつけました。『メドレックス[4486]』の株価は、前日比+276円(+24.08%)の1422円となり、本日の高値は、ストップ高である1446円です。日中足チャートからザラ場の状況をみる限り、本日後場の株価1100円弱から力強く上昇し、あっという間に一時ストップ高をつけました。その後も利益確定売りも入りますが、株価は大きく落ち込むことなく、ストップ高近辺に張り付いています。ただ、少し気がかりなのは、本日増担保規制(委託保証金率引上げ)銘柄に指定されたことです。PTS夜間取引においても、20時15分の時点でその影響を受けて本日終値の-49円(-3.45%)となる1373円となっています。その後上昇し、21時45分においては株価1420円まで戻しています。明日以降の相場は調整となる可能性も高いですが、期待の銘柄は、この増担保規制対象となっても株価が上昇し続ける傾向にありますので、『メドレックス[4486]』の真価が問われるところであるともいえます。なお、同じバイオ関連銘柄である『アンジェスMG[4563]』や『グリーンペプタイド[4594]』は、増担保規制されたまま今でも株価は暴騰を続けています。著者は、『メドレックス[4486]』の株価は今後も上昇し続けるかなとは思ってはいるのですが、実際どうなのでしょうか。今後の値動きが気になるところです。
メドレックスの魅力とは!?
『メドレックス[4486]』は、2013年2月13日に東証マザーズに上場した創薬ベンチャー企業として知られています。また、今もはやブームともなりつつある新興のバイオ関連銘柄の一つ。『メドレックス[4486]』は、イオン液体を利用した経皮吸収型製剤技術ILTS(Ionic Liquid Transdermal System)に強みをもっています。この経皮吸収型製剤技術ILTSはメドレックス社独自の技術であり、これを中心とした医薬品製剤技術から、「薬効の極大化、副作用の低減、飲み忘れ防止や経口投与が困難な患者への投与を可能にして、新たな付加価値を有する医薬品を生み出す(引用元:http://www.medrx.co.jp/)」ことを事業としています。さらに、メドレックス社の松村眞良社長は、将来的に時価総額1兆円超を目指すと宣言しており(参考:経皮吸収剤で時価総額1兆円超を目指せ)、今後の『メドレックス[4486]』の株価暴騰が期待されています。なお、人気のバイオ関連銘柄を一覧としてまとめてみました。
証券コード | 銘柄 |
4565 | SOSEI |
3653 | モルフォ |
4563 | アンジェスMG |
4594 | グリーンぺプタイド |
4583 | カイオム・バイオサイエンス |
4572 | カルナバイオサイエンス |
2370 | メディネット(MDNT) |
4579 | ラクオリア創薬 |
7777 | 3Dマトリックス |
参考
メドレックス 公式サイト:http://www.medrx.co.jp/
経皮吸収剤で時価総額1兆円超を目指せ[日経バイオテク2月1日号「業界こぼれ話」]:
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/series/16/01/27/00024/