(出典:http://www.nikkei.com/markets/chart/)
シンバイオ製薬、急進!
2016年4月18日、日経平均株価指数が前日比-572.08(-3.40%)の16275.95ととなり、窓を空けて大幅安となりました。そんななか、一際注目を集めていたのが、『シンバイオ製薬[4582]』です。『シンバイオ製薬』は、前日比+76円(+23.17%)となる404円で本日の取引を終え、前日に引き続き大幅高となりました。後場に一時ストップ高408円をつけるなど、その勢いはとどまることを知りません。PTSの夜間取引も22時現在433円をつけており、本日の相場大引けの+29円(+7.18%)となっています。『シンバイオ製薬』は、恐るべき注目銘柄の一つといっても過言ではありません。明日の相場においても、その株価は上を目指す展開が予想されます。
シンバイオ製薬を知る
『シンバイオ製薬』は、これまで株価が暴騰し大化け銘柄とさえいわれてきた『アンジェスMG[4563]』や『グリーンペプタイド[4594]』と同様に、バイオ関連銘柄として知られています。2011年10月20日に東証ジャスダックグロースに上場しています。『シンバイオ製薬』は、医薬品のなかでも、がん、血液、自己免疫疾患を得意としており、事業内容としては、他社から新薬候補品の取得と製品化を行っています。なお、新薬情報の提供は、『シンバイオ製薬』の公式サイト(http://www.symbiopharma.com/)でも行われており、随時募集しているようです。抗悪性腫瘍治療薬『トレアキシン』の国内販売が伸びており、血液腫瘍治療薬『リゴサチブ』や自己疼痛管理薬『イオンシス』などの開発を積極的に実施しているとのこと。公式サイト上に「動画で観るシンバイオ製薬」が公開されており、ビジョンや戦略などを説明されています。
シンバイオ製薬の材料
『シンバイオ製薬』の株価暴騰の材料としては、第三者割当国内CBと新株予約権を発行、約39億円の資金調達が挙げられます。これについてさまざまな憶測が飛び交っており、新薬候補品保有企業の買収や新薬候補品の権利取得など話題となっています。その期待から株価が暴騰したと考えられます。さらに、驚くべきことに、『シンバイオ製薬』の時価総額は130億円程度(2016年4月18日現在)しかなく、同時期における『アンジェスMG』(時価総額:約472億円)や『グリーンぺプタイド』(時価総額:約522億円)に比べると、割安感も感じられてしまうほど。なお、バイオ関連銘柄35社のなかでも、時価総額は26位となっています。その点においても、多くの投資家が関心をよせていると思われます。目先の株価430円を超えてくると上値が軽くなると思われますが、直近株価が暴騰しているため、やはり売買には注意するに越したことはないでしょう。明日以降、日々公表銘柄や増担保規制に引っかかる可能性もなくはないでしょう。しかし、『シンバイオ製薬』のトレンドは上向きと考えられ、これまでの暴騰の調整が入るとしても調整時の底値は知れていると思われます。今後の株価上昇が期待され、長い目でみて上場来高値1580円を超えることができるのか、その真価が問われます。
証券コード | 銘柄 |
4565 | SOSEI |
3653 | モルフォ |
4563 | アンジェスMG |
4594 | グリーンぺプタイド |
4583 | カイオム・バイオサイエンス |
4572 | カルナバイオサイエンス |
2370 | メディネット(MDNT) |
4579 | ラクオリア創薬 |
7777 | 3Dマトリックス |