(出典:http://g-rokko.com/floor/index.html)
2016年4月7日、前日と同様に日経平均株価指数が15700円付近でほぼ横ばいな状況のなか、引き続き『テイツー(7610)』の株価は大暴騰をみせました。本日『テイツー』は大引けまで一貫して寄ることなく本日の相場を終えました。本日で『テイツー』は、2日連続のストップ高となり、前日比+30円(+42.86%)である株価100円となりました。昨日から2日間で株価は2倍となり、異常な強さをみせています。PTS夜間取引においても140円を超える場面もあり、早くも株価3倍となる150円の大台を超えてきそうです。では、なぜ『テイツー』の株価はここまで暴騰しているのでしょうか?
『テイツー』は、『古本市場』や『ブック・スクウェア』の経営で知られている企業ですが、今回の株価暴騰はそれに関することではなく、きっかけとなった大きな材料は、株価暴騰前日5日に発表された、バーチャルリアリティー(VR)の体験が可能なVRシアターをネットカフェなどで本格展開するというもの。VR関連銘柄は、2016年3月にオキュラスリフトが発売され、プレイステーションVRも同年10月に発売するなど、大きなテーマ株の一つとなっています。そのことも今回の株価暴騰を起こしている要因の一つと考えられます。また、『テイツー』の時価総額はもともと20億円を切るくらいのものであり、比較的割安なことも好感されているようです。
(出典:http://www.nikkei.com/markets/chart/)
『テイツー』の相場は、明日以降も株価暴騰を続けることが予想されます。今年初めの『雑貨屋ブルドッグ』を彷彿とさせる勢いですが、今後どのような展開となるのか、多くの投資家が気にしているであろうことは言うまでもありません。気になることがあるとすれば、『雑貨屋ブルドッグ』が株価暴騰したときも日経平均株価指数は大暴落していたことです。まさかあのテンバガー相場が再来するのでしょうか?あの相場を予想できた人はあまりいないと思いますが、『テイツー』の株価の値動きを予想するうえで参考にはなりそうです。なお、『雑貨屋ブルドッグ』は『アクサス』と経営統合したことにより、現在は『アクサスホールディングス(3536)』として上場しています(『雑貨屋ブルドッグ』は2016年2月25日で上場廃止となっています)。
株式会社テイツー公式サイト:http://www.tay2.co.jp/