(出典:http://www.tochikatsuyou.net/column/minpaku/)
2016年3月31日、今年に入って大きく値動きしたテーマ株である民泊関連銘柄の株価がより大きく暴騰しました。『AMBITION(3300)』は、本日株価値上がりランキングトップ1位となり、前日比+400円(+23.50%)となるストップ高2102円まで買われました。また、同じく人気銘柄である、『プロパスト(3236)』も前日比+65円(+15.82%)となる476円まで購入されています。そのほか、『アパマンショップ(8889)』『ハウスドゥ(3457)』をはじめとした不動産銘柄も大きな賑わいを見せていました。この記事では、『民泊』が注目される理由を紹介したうえで、話題の民泊関連銘柄をまとめたいと思います。
なぜ『民泊』が注目されるのか
記事の冒頭で、民泊関連銘柄のことをテーマ株と記載しましたが、そもそもなぜ『民泊』が注目されているのでしょうか。『民泊』は、コトバンクで検索すると、「ホテルや旅館などの宿泊施設の代わりに、一般家庭などが空き部屋などに有料で旅行者を宿泊させること。(出典:コトバンク:民泊)」と解説されています。その文字通り、ホテルや旅館といったようなあらかじめ準備された施設ではなく、普通の民家・民宿に泊まることを意味するようです。いってみればホームステイといったかんじでしょうか。
『民泊』が注目されている大きな理由は、日本への外国人観光客の増加にあります。今後も東京オリンピック・パラリンピック2020をはじめとしたイベントが催されるため、外国人観光客の人数は右肩上がりになることが予想されるでしょう。では、なぜ外国人観光客が多くなると『民泊』が注目されるのか疑問に思う人も多いかもしれません。それは、日本に外国人観光客が旅行に来て問題となっていることの一つがホテルや旅館といった宿泊施設の予約がなかなかとれないことなのです。また、和食やふとんといったような、日本を感じることのできるアットホームなおもてなしを受けることができるという点でも大きいと考えられます。そこで、『民泊』が新しい試みとして重要視され始めました。民泊関連銘柄は、国として推進しているという点で国策銘柄としても注目を集めています。さらに、2016年大きな話題となった日銀・黒田総裁は発表したマイナス金利導入が不動産銘柄全体に追い風となっています(マイナス金利銘柄)。2016年ポートフォリオに加えたい銘柄の一つであることは間違いなさそうですね。
民泊関連銘柄の一覧
以下に民泊関連銘柄のなかでもおさえておきたい人気銘柄を一覧として記載してみました。人気銘柄のなかでも、著者が注目している銘柄をリストアップしています。これらの銘柄は、過去の株価チャートを見ても、その人気ぶりがわかると思います。ぜひ確認してみてください。
証券コード | 銘柄 |
1435 | インベスターズクラウド |
3236 | プロパスト |
3300 | AMBITION |
8889 | アパマンショップ |
8909 | シノケングループ |
ただ、投資の基本的な注意点としては、最近世界経済が不安定なこと、また各国の経済政策の動向です。去年から世界市場を脅かしているものとして、中国の景気失速、ギリシャEU脱退のおそれ、歴史的原油安(逆オイルショック)、アメリカの利上げ、日本のマイナス金利導入など、注視しておかなければならないことが多いです。投資は、個別銘柄のリスクはもちろん、市場のリスクもあるので、そのことにも敏感に運用しましょう。また、決算発表前後は神経質な値動きになりますので、その点も注意ですね。