2016年初日となる1月4日の東京株式市場の日経平均株価は、後場に一時1万8430円34銭(前営業日比603円37銭安)となりましたが、1万8450円98銭(前営業日比582円73銭安)で終了しました。また、東証株価指数(TOPIX)は、37.63ポイント安の1509.67で終了しました。
この株安の要因としては、2015年末の米株下落や中国経済の失速懸念を受けてのものであると推測されています。特に、同日4日の中国株式市場では、CSI300指数が前営業日比-7%と大幅下落したことで、今年から導入されたサーキットブレーカー制度が初めて発動する事態になりました。そのため、中国株式市場では、大引けまで取引が停止となりました。なお、このサーキットブレーカー制度は、CSI300指数が5%上昇/下落すると15分間取引を停止し、CSI300指数が7%上昇/下落すると終日取引を停止することを定めています。
明日5日以降の東京株式市場の日経平均株価の値動きはどのようになるのでしょうか。なお、4日大引け後日本時間午後10時時点の日経平均先物は230円安の1万8150円で推移しています。もちろん、中国株式市場の動向に対しても常に敏感になっておく必要がありそうです。