(出典:http://www.toeic.or.jp/info/2015/i025/i025_01.html)
2015年11月5日、TOEICテストを実施している団体である一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会は、2016年5月29日(日)に開催される予定である第210回TOEICテストから、出題形式を一部変更することを発表しました。【リスニングセクション】と【リーディングセクション】ともに変更される予定です。なお、これまでの【リスニングセクション】(約45分間・100問)と【リーディングセクション】(75分間・100問)の合計約2時間・200問であること、途中休憩がないこと、マークシート方式で解答すること、得点がリスニングセクション(5点~495点)/リーディングセクション(5点~495点)の合計(10点~990点)であることなどの基本的な部分は変更されません。
この記事『TOEICテスト2016年5月29日から出題形式を変更』では、今回変更となった【リスニングセクション】と【リーディングセクション】それぞれについて、出題形式の変更前後を記載します。
リスニングセクション
リスニングセクションでは、≪PART1:写真描写問題≫と≪PART2:応答問題≫の出題数が減り、≪PART3:会話問題≫の出題数が増えます。この≪PART3:会話問題≫では、日常会話に比較的近いやりとりが加わります。たとえば、発言が短くやり取りの多い会話、3人での会話、省略形を用いた会話(going toが gonnaなど)です。さらに、会話やトークのなかで聞いた情報と、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する問題や、会話やトークのなかで話し手が暗示している意図を問う問題が加わることが明かされています。
リーディングセクション
リーディングセクションでは、≪PART5:短文穴埋め問題≫の出題数が減り、≪PART6:長文穴埋め問題≫の一つの文章に含まれる出題数が3問から4問に増えます。≪PART7:読解問題≫では、問題数が増えるだけでなく、3つの関連する文書を読んで理解する問題や、文書中で書き手が暗示している意図を問う問題が出題されるようになります。さらに、文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ問題も追加される予定です。