2015年、日本国内企業の時価総額はいったいどのようになっているのでしょうか?11月には、『日本郵政グループ』3社の『日本郵政』とその傘下の『ゆうちょ銀行』『かんぽ生命保険』が、東証一部に同時上場し、多くの投資家のなかで大きな話題を呼びました。さらに、これら『日本郵政グループ』3社の初値は、売り出し価格(公開価格)から大きく上昇し、14兆円を超えるといわれていた時価総額をさらに大きくしました。特に『日本郵政グループ』という知名度の高さや、配当利回りの高さからも、個人投資家の買い注文が殺到したものと思われます。なお、この『日本郵政グループ』3社の上場は、『NTT』上場(1987年)や『NTTドコモ』上場(1998年)に次ぐ規模ともいわれており、現在の時価総額が気になる人も少なくはないと思います。
この記事『時価総額ランキング2015|郵政株3社合計で第2位に!』では、『日本郵政グループ』3社を含めた、2015年11月5日時点での日本国内企業の時価総額を調査し、その結果を提示しています。日本国内の企業調査や投資の際の判断材料として活用していただければと思います。
時価総額ランキング2015|第1位はやはりあの企業
日本国内企業の時価総額のトップに躍り出たのは、やはり『トヨタ自動車』。『トヨタ自動車』の時価総額は、約25兆6179億円であり、ほかの企業に圧倒的な差をつけて、第1位にランクインしています。第3位と第4位は、それぞれ『NTT』と『NTTドコモ』であり、かつての大規模な上場を遂げた企業が肩を並べて上位にランクイン。近年勢力を拡大してきている『ソフトバンク』も第6位と上位にランクインしています。
『日本郵政グループ』は、『日本郵政』が第7位で時価総額8兆1900億円、『ゆうちょ銀行』が第8位で時価総額7億9875億円です。また、この表には記載されていませんが、『かんぽ生命保険』が第47位で時価総額2兆3340億円であり、3社合計で時価総額18.5兆を超えることになります。『日本郵政グループ』としてみると、第2位の『東京三菱UFJ銀行』(時価総額:11兆1027億円)を超え、第1位の『トヨタ自動車』に次ぐ規模となっています。
順位 | 証券コード | 企業名 | 時価総額 | 現在株価 |
1 | 7203 | トヨタ | 25,617,891,202,540 | 7,495 |
2 | 8306 | 三菱UFJ | 11,102,713,853,352 | 783.6 |
3 | 9432 | NTT | 10,541,730,157,390 | 4,637 |
4 | 9437 | NTTドコモ | 10,050,999,120,000 | 2,460.0 |
5 | 2914 | JT | 8,884,000,000,000 | 4,442 |
6 | 9984 | ソフトバンク | 8,232,928,122,805 | 6,857 |
7 | 6178 | 日本郵政 | 8,190,000,000,000 | 1,820 |
8 | 7182 | ゆうちょ銀 | 7,987,500,000,000 | 1,775 |
9 | 9433 | KDDI | 7,873,546,480,800 | 2,926.0 |
10 | 7267 | ホンダ | 7,166,010,869,080 | 3,956 |
11 | 8316 | 三井住友FG | 6,918,974,173,125 | 4,893 |
12 | 8411 | みずほFG | 6,172,964,745,831 | 248.2 |
13 | 7201 | 日産自 | 5,786,515,343,360 | 1,280.0 |
14 | 3382 | セブン&アイ | 5,011,056,529,899 | 5,653 |
15 | 6902 | デンソー | 5,002,944,846,867 | 5,659 |
16 | 7751 | キヤノン | 4,873,571,697,456 | 3,654 |
17 | 4502 | 武田 | 4,766,982,762,735 | 6,033 |
18 | 9983 | ファストリ | 4,748,917,579,120 | 44,770 |
19 | 9020 | JR東日本 | 4,517,675,000,000 | 11,510 |
20 | 9022 | JR東海 | 4,513,460,000,000 | 21,910 |
[参考文献]
日本経済新聞 | ランキング
郵政3社、時価総額16.2兆円 トヨタに次ぐ規模 | 朝日新聞