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日本郵政、ついに売り出し価格が決定
2015年10月26日、『日本郵政グループ』の『日本郵政』株の売り出し価格がついに決定しました。これにより、2015年11月4日に東証1部に上場する予定の『日本郵政グループ』2社の『ゆうちょ銀行』『かんぽ生命保険』を合わせて、グループ3社のすべての株の売り出し価格が出そったことになります。
『日本郵政』は、売り出し価格を1株1400円と発表しており、グループ会社他2社『ゆうちょ銀行』『かんぽ生命保険』と同様に、仮条件(1100円~1400円)の上限で決定しました。『日本郵政グループ』3社がすべて仮条件上限で決定していることからも、底堅い需要が裏付けられた結果となっています。なお、グループ会社他2社『ゆうちょ銀行』『かんぽ生命保険』の仮条件は、1株あたりそれぞれ1250円~1450円、1900円~2200円でした。『日本郵政グループ』3社合計で、時価総額は1.4兆円を超え、1987年上場のNTT株や1998年上場のNTTドコモ株に次ぐ、3番目に大きな規模の新規株式公開(IPO)となりました。
日本郵政グループの魅力とは!?
これら『日本郵政グループ』株の魅力の一つは、高い配当利回りといえます。日経平均株価対象銘柄では約2%ですが、『日本郵政グループ』では、『かんぽ生命保険』が約2.5%、『ゆうちょ銀行』『日本郵政』が約3%と高い配当利回りが大きな特長です。また、『日本郵政グループ』3社の株式は、国内で売り出す株式の95%を個人投資家に販売する計画であることが発表されています。また、これら『日本郵政グループ』3社の株価は、いずれも2014年から始まったNISA(少額投資非課税制度)でも十分に購入・運用できる株価であり、ほかの銘柄に比べても手の届きやすいものとなっています。
『日本郵政グループ』3社の上場は、ひじょうに多くの投資家が関心を寄せているようです。今後の日本の株式市場に与える影響ははかり知れません。来月11月4日の『日本郵政グループ』3社の上場がひじょうに楽しみですね。
追記
2015年11月4日、『日本郵政グループ』3社の『日本郵政』『ゆうちょ銀行』『かんぽ生命保険』の初値はそれぞれ、1631(売り出し価格比+16.5%)、1680円(売り出し価格比+15.9%)、2929円(売り出し価格比+33.1%)となり、いずれも売り出し価格から大幅に値上がりました。なお、『日本郵政』『ゆうちょ銀行』『かんぽ生命保険』の初日終値はそれぞれ、1760円(売り出し価格比+25.7%)、1671円(売り出し価格比+15.2%)、3430円(売り出し価格比+55.9%)となり、『日本郵政』と『かんぽ生命保険』の株価は後場に急騰しました。明日以降どのような値動きをするのか、多くの投資家が注目を集めているに違いありません(追記:2015年11月4日)。